急に親族が亡くなり、相続問題が浮上したとき、特に厄介なのは借地権の問題です。借地権を相続する事になり、実際は誰に相談したらいいのか、どういった権利関係の問題が発生するのかで悩む方が多いです。実際、借地権の相続というのは非常に複雑で厄介なものです。そもそも借地権とは、建物所有を目的とする地上権又は土地の賃借権の事を言います。地上権は、土地の所有者と契約を結ぶことでその土地を利用することができるため、借地権とは言え、所有権に次ぐ権利を持っています。そのため、地上権を持っていれば、土地所有者に断りなく譲渡や賃貸が可能です。しかし、地上権は非常に有利な条件のため、あまりこの条件で借地権の契約を結ぶことはありません。

多くの場合、借地権とは、土地の賃貸借契約を締結する事で、有償でその土地を利用する権利の事を言います。借地権の利用には、大体その土地の固定資産税や都市計画税の三倍程度の費用が掛かります。借地権を第三者へ譲渡する際には地主の承諾が必要となるため、相続の際にトラブルが発生しやすいのです。

たとえば、地主から借地権の名義書き換え料を相続されたり、借地権買取の申し出があったりしても、なかなかそれが適切な契約か、一般の人にはわかりにくいのが現状です。また、借地権の相続に関しては、専門的知識を持った人も少ないので、信頼できる弁護士に間に入ってもらうのが一番です。今回は、借地権の相続にまつわる、さまざまな問題や対応についてご紹介します。