借地権の相続の際に大きく関わってくるのが、借地権の評価額です。借地権の評価額は、借地権割合や路線価になど、非常に複雑な計算で産出されます。借地権の評価額は相続税の算出にも必要になってきますので、避けて通れない問題です。

借地権の評価のベースとなる借地権割合は、地域ごとに異なります。国税局が設定した借地権割合は、基本的には地価の高い地域ほど借地権の割合が高くなります。東京の商業地では80%~90%、住宅地では60%~70%程度が借地権割合になることが多いようです。

借地権を相続する際の相続評価額は、更地の想定価格×借地権割合によって算出されます。この相続評価額に基づき、相続税が決まります。相続評価額は、相続税や更新料の目安となる価格なので、実際に借地権を売却、譲渡する場合の価格とは異なります。

借地権はあくまでも土地を借りる権利のため、所有権ではありません。また、地主に対して地代の支払い、更新料の支払いなども発生するほか、建て替えの際の承諾料など、要所要所でコストがかかります。そのため、借地権の売却は思った以上に安くなることがほとんどです。実税価格と借地権割合から算出した額よりも、値段が下がってしまう事もあります。そのため、借地権を相続した場合は売却するべきか、そのまま所有していた方がいいのか、借地権についての知識が深い弁護士に相談するのがおすすめです。